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この1週間に2回、我が家と実家を往復した。
1度はいわゆる帰省、2度目は父方の祖母の急逝によるもの。

大晦日から3日の昼まで帰省、3日の夜に福岡へ戻る。
咳は治まってきたが、病み上がりで万全でないこと、
それに実家の枕が合わなかった為の寝不足もあって、
何だかだるいな〜、と寝ていたところに母親の電話。
翌日、まだ何か倦怠感が抜けきれぬまま、
実家へクルマを走らせたというわけだ。

祖母が亡くなったことについては、
冷たく聞こえるかも知れないが、
悲しみよりも安堵感の方が、少々ですが勝っている。

祖母は10年前の肝硬変の手術後から身体が弱り、
さらに5年後の脳梗塞で障害が進み、寝たきりに。

これを機に特老入りし、以後は家族と接点が減り、
次第に孫である我々兄弟を忘れ、
終いには家族の誰もを判別できなくなった。
もっとも、他家からの嫁である我が母より先に、
実の長男たる我が父の方が忘れられていたのは傑作でしたな。
血を分けた家族でなくとも、接点が多い人が記憶に残るのでしょう。
実際、介護をしてたのは父親では無く母親だったのでね・・・。

そして3年前からほぼ植物状態。
痰の除去の為に咽喉を切開しチューブを挿入され、
痰の吸引の時に苦悶のように見える反応を示すだけ。
介護士さん達は、婆さんの食欲はやたらと旺盛だと言ってたが、
何を以てそう判断したのか、俺には判らずじまい。
元気だった頃の婆さんを思うと、何とも表現し難い、
やり切れない感情が湧いた。

生きてるのか死んでるのかと言えば、
生きているといえばそうである。
が、俺自身同じ立場であれば、無理な延命をせずに、
静かに逝かせて欲しいと思わざるを得ない。
それが最近の婆さんの姿でしたから、
そうした苦痛から開放されたのでは無かろうか?
祖母の死は、苦悶からの開放と、私には思える。
そういうことです。
終末医療については、ただ生かすだけでは無い、
その為に何をどうするかの議論が足りないのではなかろうか?

話が長くなりましたが、まあ正月早々亡くなるとは、
人騒がせだったこの婆さんらしいと言えばらしかった。

祖母はよく言えば元気がいい、悪く言えば一言多いオバハンで、
商売でお客さんが来てるのに、おかまい無しで爺さんとケンカをおっ始め、
叔父の妊娠中、注意の制止を無視して酒と煙管を止めなかったとか。
そのせいか叔父は背が低く、身長は確実に160cm無い。
また、俺の記憶では、60過ぎても
エロ小説雑誌を欠かさず読んでいたような気がする。
爺さんはそれを横目に、胃の漢方薬を飲んでいた。

祖母の素行のよろしく無さは、肝硬変の手術を終え、
地元の病院に入院していた頃にも発揮された。
婆さんは禁じられたタバコを買いに病院を度々脱走しては婦長さんにシメられ、
金をケチる為に、大して仲良くもない隣のベッドの人のテレビを、
ムリヤリのぞき込んだ揚げ句にチャンネル争いのケンカを起こしたり、
まあ悪い患者だったのだ。

それでも俺は孫として可愛がられたので、文句を言えないのだが・・・
客観的に言うと、社会的には褒められない婆さんである。

体質的には、俺と俺の親父はこの婆さんの血を引いていない。
酒とタバコが体質的に合っていないからだ。
そのはずなんだが、最近、親父の言動が、外にも内にも厚かましくなってきた。
内に厚かましいのは今に始まったことではないが、
世間的に厚かましくなってきたのは、
婆さんの影を見ているようで何だか不安だ。
情動ということについては、俺もその血を引いているのかも知れない。
そう思うと・・・

俺はそろそろ仏門に帰依し、
修身に努めた方が良いのでしょうか御館様?

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無題
終末期医療や介護って、まだまだ一部でしか ちゃんと出来てませんねぇ。


お婆ちゃまの食欲の件は私も現場で
よく感じます。



それにしても、面白いお婆あちゃまでしたね。



「その人らしく」というのが私達現場スタッフの永遠のテーマでが


そんなエピソードはホント重要だなぁと思います。
ヒロ 2008/01/10(Thu)22:14:13 Edit Top
あのね〜
>ヒロさん
いや、家族としては、周囲の人にメーワクかけることは
さすがにカンベンして欲しかったですよ・・・ええ。
身内には、おもしろいでは済まされない。
スシゲイシャ幽斎 URL 2008/01/17(Thu)01:14:31 Edit Top
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